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センバツ出場校決定!

 

《春はセンバツから》と言われるようにいよいよ球春到来‼

今日は出場32校と私の感想を記事にします。

 

●北海道地区

白樺学園(初出場)

夏は3度出場するも春は初。最速142キロの片山投手が投打の中心。神宮大会4強で勢いに乗れば駒苫のように旋風を巻き起こすかも、、、私個人的には期待している高校。

 

帯広農(初出場・21世紀枠

白樺学園と同じく十勝地区の学校で、十勝勢としてはセンバツは初。いきなりのダブル出場で十勝地区は盛り上がってる事だろう。この学校はNHKの朝ドラのモデルになった学校のようで、是非十勝旋風を巻き起していただきたい。

 

●東北地区

仙台育英・宮城(3年ぶり13回目)

もうすっかり甲子園ではお馴染みとなった学校。このチームは4番入江選手の長打力に注目。東北勢に初めて紫紺の大優勝旗が渡るとしたら仙台育英が最初になるのでは。

 

鶴岡東・山形(41年ぶり2回目)

41年前は鶴商学園として出場。右の君島投手を擁して1回戦で天理を破ったが2回戦でこの夏準優勝の池田高校に敗れたのを記憶している。因みにその年は箕島高校が石井ー嶋田で春夏連覇した年。神様が創った試合で有名な星稜対箕島もこの年。

 

磐城・福島(46年ぶり3回目・21世紀枠

「コバルトブルーの風ふたたび」1971年夏小さな大投手田村隆寿投手を擁し、カーブとシンカーを武器に決勝までコマを進めた。決勝は神奈川の桐蔭学園に敗れたものの東北勢に初優勝を期待させたのは立派だった。私の個人的な意見だが。水島新司先生のドカベンのいわき東高校のエース緒方勉投手はこの田村投手がモデルになったのでは。

 

●関東・東京地区

 健大高崎・群馬(3年ぶり4回目)

(機動破壊)で有名な健大高崎もここ数年は打力重視で継投で戦うイメージが強かったが今年はその機動破壊が復活し、投手は完投能力のある左の下、右の橋本両投手を中心に相手のスキを突くような野球をしている。ユニフォームの胸の字も健大高崎から昔のKENDAIに戻し上位進出を狙う。

 

山梨学院・山梨(2年連続4回目)

名将吉田監督を長崎清峰から迎え入れ7年目。最近はすっかり成績も安定してきた。一昔前は山梨と言ったら東海大甲府だったが、近年は山梨学院だろう。昨秋は9試合で6失策と守備も安定し打力を充実で、私はかなり注目している一校。

 

東海大相模・神奈川(2年ぶり11回目)

優勝候補の一角。鵜沼、山村、西川の打力は脅威。ただ、昨夏の中京院中京戦で終盤に大量点を許し負けたケースもあるように、大型チームならではの脆さも否めない。その辺を一冬越えてどう克服したか注目。

 

桐生第一・群馬(4年ぶり6回目)

最近の群馬県前橋育英健大高崎の私学2強時代が続いていたが、桐生第一が何とか巻き返しを図っているようだ。監督も福田監督からOBの今泉監督に変わりストッキングも全国制覇した時の紺に白の3本線に戻している。小技が光る相変わらずの緻密な野球は健在。

 

花咲徳栄・埼玉(4年ぶり5回目)

5年連続でプロ野球選手を輩出している花咲徳栄。5年連続はPL学園に並ぶらしい。最高は愛工大名電大阪桐蔭の7年連続。今秋のドラフトも井上外野手が候補に挙がっている。是非新記録を狙ってもらいたい。関東東京の6校目に選出された同校だが、最後まで帝京高校と争っていた。決め手は投手力の差だったらしいが、私的には帝京を甲子園で見たかった気もするが、上位進出を期待するなら同校か。

 

国士館・東京(2年連続10回目)

激戦の東京で2年連続は立派。東京大会も比較的危なげなく勝ち上がった印象。私も何回か観戦したが、スター選手はいないものの名将永田監督の采配とここ一番の集中打で勝ち上がったように思う。コクシのエース中西投手は昨秋6試合で完投し防御率1.31の安定感。是非東京に大優勝旗を。

 

●東海地区

 中京大中京・愛知(10年ぶり31回目)

10年ぶりの名門中京。こんなに長い間センバツに出ていなかったのは意外である。しかし今年のチームは神宮大会優勝したように優勝候補の最右翼としたい。エースの高橋投手は昨秋148キロを記録。一冬越えてどれだけ成長したか早く見てみたい。松坂以来久しぶりにワクワクする投手が出てきたような気がする。ユニフォームも伝統の立ち襟が復活した。平成最後の優勝が愛知勢だったが、令和最初の優勝も愛知勢。あり得るかも。

 

県岐阜商・岐阜(5年ぶり29回目)

いわずと知れた名門校。最近は今大会も出場している明石商業のように商業高校が復活しつつあるような気がする。商業高校ファンの私的にはうれしく思う。さて、同校もOBの鍛治舎監督を迎え入れその戦いぶりが注目される。伝統のユニフォームを枚方ボーイズ風に一新したのは少し抵抗があるが、新たな伝統を築き上げていってほしい。また、先日他界された同校OB高木守道氏の弔い合戦だ。

 

加藤学園・静岡(初出場)

私は全国で何校かいずれ甲子園に出てくるであろうと思う学校があるが、その中の1校

同校は近年選手のスカウトなど積極的に行い、ようやく結果が出つつあるので今後の静岡県の勢力図が変わる日も近いのでは。

 

北信越地区

 星稜・石川(3年連続14回目)

よく高校野球界では「今が旬の学校が存在する」と言う人がいるが、同校が今まさに旬ではないだろうか。昨年の奥川投手、今年の寺西投手を含め、知田、内山選手など昨夏を経験した主力選手が多数残る打線は強力。石川県に初めての優勝旗を持ち帰るのも現実になるかも。

 

日本航空石川・石川(2年ぶり2回目)

北信越大会決勝では星稜に19-1の大差で敗退。その敗退を糧にどれだけ成長してきたか見てみたいチームの一つ。学校は航空学校という特殊の学校だが、近年は山梨の日本航空とともに全国に名前が轟いている。石川勢が2校の選出となった。

 

●近畿地区

 天理・奈良(5年ぶり24回目)

今大会最高の公式戦12試合で20本塁打を記録したまさに打棒天理復活!の印象が強い。

特に1番の下林選手、3番の河西選手、1年生の瀬選手には注目。もちろん優勝候補の一角。

 

大阪桐蔭・大阪(2年ぶり11回目)

今や高校球界の頂点に君臨しているといっても過言ではない同校。PL学園から主役の座を奪い、プロ野球選手の数も横浜高校と競い合っている状況が続く。現チームも西野選手や仲三河選手といった好選手が多く、例年通り優勝候補の筆頭であることには間違いない。ただ一昨年のような決定力はなく、他チームにも付け入るスキはありそうな感じ。

 

履正社・大阪(2年連続9回目)

その大阪桐蔭から主役の座を奪おうとしているのが同校。昨夏優勝を経験した主力の小深田選手、池田選手が並ぶ打線は破壊力満点。今年の近畿勢は近年に例のないほど強い6校が選出されたが、その上位に位置する同校もまた優勝するに充分すぎるほどの戦力は備えていると思う。

 

明石商・兵庫(2年連続3回目)

何といっても1年生から出ている中森投手と来田選手なくしてこのチームは語れないだろう。中森投手は日に日に球速が増しているという情報があり現在は150キロを超えているらしい。また、強肩強打の来田選手の勝負強いバッティングに関してはもうどうこう言うことはないだろう。公立高校が優勝するなら、同校しかない。商業高校の優勝を久々に見たい。

 

智辯学園・奈良(2年ぶり13回目)

智弁学園と天理は奈良の高校野球を長い間牽引してきた学校で長きにわたり2強時代を

築き上げてきた。昨夏から出ている4番の西川選手の成長にも期待。また、余談になるが大相撲初場所で幕尻で優勝した德勝龍関は奈良県出身で、なんでも奈良県出身の力士の優勝は98年ぶりのようで何か奈良勢の活躍を予感させる。

 

智辯和歌山・和歌山(3年連続14回目)

強打!と言ったら智辯和歌山の代名詞。2000年の優勝は今でも記憶に残るほどの凄まじいものだった。11本の本塁打は今でも大会記録。現チームはそこまでの打力はないものの150キロ近い速球の小林投手、1年夏から4番の徳丸選手など良い選手も。余談になるが智辯学園智辯和歌山のユニフォームの見分け方は濃い朱色で智辯の胸の字が縦長なのが智辯学園で朱色が薄く横広がりが和歌山。近畿6枠目の選出に選手たちがどのように発奮するか期待。

 

●中国地区

 倉敷商・岡山(8年ぶり4回目)

中日の星野仙一氏の母校。当時は倉敷工業に入れば3年間で必ず1回は甲子園に行けるといわれるほど倉敷工業が強かった時代で星野氏も倉敷工業への入学がほぼ確実と言われていたところ、当時の倉敷商業の監督の角田氏のうちに来てくれという言葉と迫力に圧倒され入学を決めたとの事。男星野仙一らしい。その星野魂を後輩たちが引き継いで今大会の活躍を期待。

 

鳥取城北鳥取(8年ぶり2回目)

10年以上センバツでの勝ち星がない鳥取勢。今年のセンバツは同校がやってくれそうな気がする。右の本格派の松村投手、左の阪上投手や1試合8点以上取った打線で、センバツ上位進出を目指す。

 

広島新庄・広島(6年ぶり2回目)

名将迫田守昭監督率いる同校もすっかり野球どころ広島の常連校に今年のチームは左の秋山投手の成長が楽しみ。田口麗斗投手や堀瑞輝投手など左の好投手を輩出するイメージのある同校だが、迫田監督の采配にも注目したい。野球王国復活の一翼を担う。

 

平田・島根(初出場・21世紀枠

21世紀枠で選出された島根県の県立高校。過疎化が進み野球人口が減少する地域で地元の幼稚園などで野球体験教室を開くなど普及活動に力を入れている点などが評価されたらしい。純粋に好きな野球を全国に広めたいという気持ちが伝わってくる。是非大舞台で思う存分最高のパフォーマンスをしてほしい。

 

●四国地区

 明徳義塾・高知(2年ぶり19回目)

星稜松井の5敬遠から何年経つだろうか?若かった馬淵監督もすっかり甲子園の酸いも甘いも知るベテラン監督に。左腕・新地投手や畑中投手など経験豊富な投手陣に加え奥野、鈴木選手など巧打者が多い。名采配でどこまでピンストライプのユニフォームが躍動するか楽しみ。

 

尽誠学園・香川(18年ぶり7回目)

以外に18年ぶりとは驚き。谷佳知伊良部秀輝田中浩康選手など名選手を数多く輩出する同校。琴平神社で有名な善通寺市に同校はある。エース村上投手と安定した守備力で28年前の夏のベスト4を超えたい。

 

●九州地区

 明豊・大分(2年連続4回目)

城島健司選手が同校のOB当時は別府大付属。今年の明豊は私の印象はかなり打力の良い総合力の高いチーム。もちろん優勝候補に挙げなければならないだろう。神宮大会健大高崎戦はタイブレークでサヨナラ負けを喫したが試合内容は互角以上でむしろ総合力では同校に分があるとさえ感じた。一冬越えさらにパワーアップした大分明豊!楽しみ。

 

大分商・大分(23年ぶり6回目)

元巨人の岡崎郁選手の母校。今年のチームは何と言っても今大会大注目の川瀬堅人投手だろう。183センチ84キロの体格から147キロを投げる本格派。兄はソフトバンクの川瀬晃投手。川瀬投手をリードする末田捕手も強肩で配球も巧みな選手だ。今大会1.2を争うバッテリーだろう。私的に大好きな商業高校。是非応援したい一校だ。

 

創成館・長崎(2年ぶり4回目)

正直何年か前の長崎県は全国でも高校野球 不毛の地というイメージがあったが、数年前の長崎清峰の優勝をはじめ大瀬良投手の長崎日大や同校の活躍がそのイメージを完全に払拭させてのではないか。小技と機動力を駆使した攻撃と守備力でさらに長崎県のレベルを上げていただきたい。

 

鹿児島城西・鹿児島(初出場)

「大迫半端ないって!」でお馴染みのサッカーの大迫勇也選手の母校。また、元ダイエーホークス佐々木誠選手が同校の現監督と何かと話題になりそうな予感のする学校最近スポーツにかなり力を入れてる同校だが、この大会で更なる飛躍をしてほしい。

 

以上が各校の紹介と私の感想だが、最後に私的にはやはり優勝にいちばん近い学校はとなると以下のとおり。

 

1.中京大中京(総合力で抜けてる感がある)

2.明石商(中森、来田両選手の経験値に期待)

3.大阪桐蔭(まずはこの名前は挙げておかないと)

4.明豊(打力に関しては中京と比べても遜色ない)

 

西高東低な感じ。

センバツ大会が待ち遠しい。